ベルニナ線で標高最高のオスピッツォ・ベルニナ(Ospizio Bernina)駅2256m

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ベルニナ線途中下車ハイキングの旅に出発

 サン・モリッツ発8時48分の普通列車でいよいよ出発である。ベルニナ・エクスプレスでは通過する駅で降りてハイキングの予定が3コースとかなりの強行軍。
 日本から履いてきたトレッキング・シューズがようやくその役割を果たす時が来た。街歩きの時にスキー・ブーツで歩いているようななんとも無様な格好になるのをじっと我慢してきたのはこの時のためである。

 早春のような快適なサン・モリッツを後にした列車は約10分でポントレジーナ(Pontresina)駅に到着する。ここでサメーダン方面からのルートと合流する駅である。いよいよここからベルニナの谷へと向かう。モルテラッチ(Morteratsch)駅、復路でハイキングのゴールとなる駅であるが、往路ではそのまま通過する。このモルテラッチ駅を過ぎると列車は勾配を上り始める。右側の窓いっぱいにモルテラッチ氷河の風景を見ながら右に左にカーブしつつ標高を上げていく。

 ディアヴォレッツァ展望台へのロープウェイ乗り換え駅ベルニナ・ディアヴォレッツァ(Bernina Diavolezza)で停車するとヘルメットにスキーブーツといった本格的スキースタイルの集団が続々と降りて行った。帰路はここからモルテラッチ駅まで1時間ほどののハイキングコースを歩く予定だが、往路はそのまま乗車したままだ。

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ベルニナ線オスピッツォ・ベルニナ(2256m)に到着

 黒い湖といわれるレイ・ネイル(Lei Nair)を過ぎると、ラーゴ・ビアンコ(Lago Bianco イタリア語で白い湖の意)の堤防が見えてくる。本来なら文字通りの水の色の白さが目を引くはずだが、一面雪で覆われているため水面が全くわからない。列車はラーゴ・ビアンコの湖畔に沿ってカーブを繰り返しながら走り、やがてベルニナ線で最も標高の高い駅、標高2256mのオスピッツォ・ベルニナ(Ospizio Bernina)駅に到着する。ベルニナ・エクスプレスでは通過駅だが、普通列車だからこの駅で降りることが出来た。

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アルプ・グリュム(Alp Grum)駅までのハイキングは積雪のため断念

 雪で覆われて凍結しているためどこまでが湖なのかよくわからない状態の湖だが、その湖を挟んで対岸に見えるピッツ・カンブレナの峰々、そこから流れ出す幾筋もの氷河は圧巻だ。駅に降り立ってしばらくは目の前に広がる雪原と氷河の圧倒的な迫力にしばらくは何もできず、ただ茫然と立ち尽くすのみであった。

 その時に撮った写真が1枚目である。駅名表示が写っているはず。手前には本来水面が見えるのだが、雪で覆われているため湖があることさえわからなくなっている。

 この日の予定ではこの駅から次のアルプ・グリュム(Alp Grum)駅まで湖畔のハイキング道路を歩く積りであった。それがこの状態で大丈夫だろうかと駅からハイキング道路に出るルートを探していると、数少ない現地の人が「その靴では無理だから止めろ」と言葉はわからないものの動作や身振りで言いたいことが伝わってきた。この風景では自分でも直感的にそう思っていたので、あっさりと諦めて次の列車まで約1時間待つことにした。目の前に広がる氷河の迫力はこの季節だからこそ味わえるものだと考え方を転換させ、次の列車までの時間をたっぷりと味わいながら写真撮影するため、駅構内や付近を歩いて回った。

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駅構内で約1時間次の列車を待つ

 2枚目は1枚目と同じく降りたホームからアルプ・グリュム方面を見る。

 線路を渡って湖の近くまで歩いたが、水面は全くわらなかった。おそらくハイキング道は雪が解ければこの辺りから湖畔を歩いて行けるようになっているのだろうが、この状態では道もわからず湖水に転落する危険もありそうだ。

 ここまで進んできた元の方向を見る。逆方向の列車も何本か通ったが、正面の山の斜面の左側中腹を進んで行った。ハイキング道がこれくらい見えていれば歩けたと思うのだが、駅構内周辺しかこのような土肌が表れていなかった。

 駅舎建物の全景である。駅名標識は読み取れるだろうか。その左の赤い標識が標高2256mであることを表している。ガイドブックでは2253mと間違って記載している。右側の赤い表示はレストランで数人しか客はいなかった。真ん中に2本あるのが列車接近を知らせる鐘でかなり大きな音が鳴る。

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コメント

  1. たくや より:

    突然のコメント失礼します。

    この記事の旅行は、いつの時期でしょうか?
    タイトル付近に2016.06.05とあるのですが、それが旅行時期ですか?

    ・・・実は同じく、このルートのハイキングを検討しているのですが、季節的に厳しいかもと思い、情報を集めている最中です。

    これが6月なら、私が行こうとしているのは5月なので、もっとダメってことになるかと思いますけど・・・笑

    もしよければご教示願います。

    • 竜馬竜馬 より:

      はじめまして、コメントありがとうございます。

      この日は約1時間後の次の列車にて移動し、次の駅アルプ・グリュム駅からキャバリエ駅まで歩いたのですがその記事に当日の日付が残っておりました。

      すなわち2016年5月22日です。

      2019年7月上旬にはツール・ド・モンブランに挑戦しましたが、残雪のため滑落事故を起こしやむなく離脱して別のコースに変更しました。

      2000m級では7月上旬までは残雪期のためコースによっては注意するように解説している本もあります。別記事にまとめておりますのでよろしければ御一読下さい。

      同好の士として応援したいと思います。

  2. たくや より:

    お返事ありがとうございました。
    どうやら私がのほほんと想像していた「ハイキング」よりもかなり厳しいものになりそうなので、今回はちょっと見送ろうと思います笑
    (多分私が見たのは全部、真夏の画像なんだろうな・・・)

    なんせ富士山にも登ったことが無いし、大阪民で、冬でもめったに雪道を歩くことは無いという軟弱ものでして・・・笑

    でも素晴らしい記事を見て、スイスにまた憧憬を抱いているので、また夏にでもスイスをメインに旅行を計画してみるのも悪くないな・・・と思ってます(今回はイタリア旅行の寄り道です)

    ありがとうございました

  3. 竜馬竜馬 より:

    私も大阪出身です。

    ご検討中のコースは一駅歩くだけのコースで雪さえなければ鼻歌交じりで歩けると思います。
    その証拠に5月でしたが一駅下っただけでまるで春の景色に激変しておりました。

    私も頂上を目指す登山など決して取り組むつもりはありません。

    少し難易度の高いツール・ド・モンブランでも8割は鼻歌交じりのコースですが、少しだけ注意を要する箇所があるということです。

    それだけに素晴らしい景色を楽しみながら歩く幸福感は他では得られないものがあります。

    是非とも挑戦されることをお勧めします。

  4. たくや より:

    ご回答ありがとうございました。

    正式にEngadinのHPでメールを送って問い合わせしたところ、やはりその時期のハイキングはお勧めできない・・・との回答を頂きました笑

    というわけで、今回はおとなしく、ベルニナ急行の車窓を楽しみ、ディアヴォレッツァの景色を楽しむにとどめるにします。

    いつかまた、夏季シーズンにでも、スイスをメインで再訪します!

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