ディアヴォレッツァ(Diavolezza)展望台2973m

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折り返しの列車で途中下車

この日の朝サン・モリッツを出てティラーノに向かう列車でポントレジーナ、モルテラッチを過ぎ、いよいよ標高が上がってベルニナ・ディアヴォレッツァ駅に停車するとヘルメット・スキースーツ・スキーブーツといった本格的スタイルの多く列車から降りて行ったことは既に述べた。

ティラーノで折り返し、この日の宿泊地クール(Chur)に向かう途中、再び標高最高点のオスピッツォ・ベルニナ駅を過ぎて次のベルニナ・ディアヴォレッツァ駅で降りた。この駅からすぐ見える場所にロープウェイ駅があり、展望台に上がることが出来る。このディヴォレッツァ展望台からはピッツ・ベルニナ、ピッツ・バリュなどのベルニナアルプスが手の届きそうな距離で眺められる。

標高2973mの展望台からベルニナ・ディアヴォレッツァ駅まで下り、そこからモルテラッチ駅まで歩くというハイキングコースだが、この日のはロープウェイの駅までスキーで下ってくる人も多く、前半はとてもハイキングが出来る状況ではない。

そこで展望台までロープウェイで往復し、後半のみハイキングで下ることにした。ロープウェイに乗ってすぐの眺めが次の写真である。

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展望台はスキーシーズン真っただ中

10分ほどで展望台に到着。ここはまだ真冬のスキー場といった景色であり、ハイキングスタイルの自分は完全に場違いの闖入者といったところであった。途中ロープウェイからはディアヴォレッツァ湖が見られるはずなのだが、全面雪で覆われており、ここが湖かなと思われるような場所があったものの、ガイドブックで青緑色と表現された水面は見られなかった。

自分以外はほとんどがスキー客という写真のような状況で、トレッキング・シューズでソロリソロリと展望台を歩き回ってみた。

このようにスケールの大きな眺望を楽しんでいる人も少ない展望台であった。



それでもこのようにわずかではあるが自分のように展望台からの景色を楽しむために上ってきた人たちもいた。

望遠鏡を使って眺めを楽しむ観光客の人影はまばらで寂しげな望遠鏡。

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日本のスキー場食堂とは大違いの本格レストラン営業中

かなり昔のスキーを楽しんでいた若い頃、こんなに立派なレストランなんて見たことなかった。今の日本ではどうなんだろうか。そもそも標高3000m近いスキー場なんて日本にあったかな。粗末な建物で営業している食堂で、いつも「どうしてこんなに高いんだ」と思いながら食べていた記憶がある。それで本格的なレストランの中に入って思わずシャッターを切ってしまった。

これはベルグレストラン・ディアヴォレッツァといい、1872年創業のレストランで伝統的なスイス料理が味わえ、ほとんどの食材は地元産のものを使用しているという。
テラス席が最盛期には300席というが、この日は数十しかなかった。その席からはベルニナアルプスやベルス氷河、モルテラッチ氷河などの風景が広がる。

しばらく展望台の景色を楽しんでから、再びロープウェイで下ることにする。下の鉄道駅からは本日2回目のハイキングの予定である。

(旅行日 2016年5月22日)

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