ホテルの部屋からご来光に光り輝くマッターホルン(Matterhorn)を拝む

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ゴルナーグラート到着

さていよいよゴルナーグラート鉄道でツェルマットからゴルナーグラートまで標高差約1500mを30分余りで一気に上る。

この鉄道はICカードによる自動改札となっている。クール出発時にゴルナーグラートまでの料金をまとめて払っており、その紙の切符を見せれば自動改札を通してくれるのかと思ったら、出札窓口を指さしてICカードと交換して来いという身振り。出札で切符を見せると、すぐにICカードをくれた。

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ゴルナーグラート鉄道で憧れの山岳ホテル3100クルムホテル・ゴルナーグラートへ

これでは明日のハイキング3コース連チャンはとても無理だろうと思えるほどの大雪が降ってる中を列車は着々と高度を上げていく。



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ハイキング拠点駅の積雪を目の当たりにして絶望的になる

明日のハイキングコースのスタート・ゴール地点となるはずのリッフェルアルプリッフェルベルクローテンボーデンにそれぞれ停車する時にも、ハイキングの可能性はないだろうかと駅周辺を見回すのだが、見渡す限りの雪景色にかすかな希望を断ち切られた。

中でもローテンボーデンからリッフェルベルクまでのコースでは湖にマッターホルンが逆さに映る有名な景色が見たかった。ご来光で赤く焼けた逆さマッターホルンなら最高なのだが。そんな目玉の一つを諦めざるを得ない状況になった。

かすかに残っている明朝ご来光を受けて赤く焼けたマッターホルンを見るという希望を持ちつつ今夜は早く眠るしかない。

憧れの山岳ホテルにチェックイン

比較的早い時間帯にチェックインして部屋も快適であり、落ち着いて明日以降の作戦変更を考えることが出来た。

このホテルは3100mの高所にあるにもかかわらず、一流のシティホテルと比べ遜色のない設備とサービスを受けられるとはスイスの底力恐るべしと感じる。自分は若い頃少しだけ山歩きをかじったが、当時は粗末な山小屋で雑魚寝が当たり前だった。今はどうなのだろうか。

山岳ホテルの場合普通のホテルと違い一歩外に出て食事をするという選択肢は考えられないため、一泊二食付きの料金設定となっている。今夜のディナーがどのようなものかとても楽しみであった。

楽しみにしていたディナー

クルムホテル・ゴルナーグラートのディナーメニュー


自室からホテルのダイニングルームに行くと、もう既に半分程度の席は埋まっていた。日本語を話しているグループがいることはすぐにわかった。総勢12人のガイド付き中高年男女である。中国人の団体観光客の多さには辟易していたので、日本語を聞くと少し嬉しくなった。

料理の水準には文句は無かったが、サラダバーとパンについてはバイキング形式のセルフサービスとなっており、少しがっかりしたというのが正直なところだ。

スイスの人件費の高さとウェイトレスが2名しかいないことを考えるとこれも致し方ないと思えるのだった。

明朝のご来光撮影のため早々に就寝

夕食が終わるといよいよご来光を見るために、明日は夜明け前に起きなければならない。それなのにモーニングコールを頼まなかったのは、まだ時差ボケが残っているため夜中に何度も目が覚めてしまうからであった。

そしていよいよその朝が来た。といってもまだ3時ころで外は真っ暗。それでも待ち切れず愛用のiPadの動作確認したり、意味もなく部屋の中をウロウロしつつ暗闇の外を時々凝視していた。

そうこうするうち、暗闇の中からうっすらとマッターホルンの姿が見えてきた。その時すぐに撮ったのがこの写真。PCに保存してある写真は回転できたのだが、それをブログに取り込むとご覧のように元通り。これを回転させるスキルは持たないので、見辛いがご勘弁願いたい。

空一面雲に覆われているのに、マッターホルンの山頂だけが奇跡的に雲がかかっていないという幸運に感謝した。



追記:2019.05.06

回転させる方法が分かったので修正

(旅行日 2016年5月23-24日)

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