Abu Dhabi乗継(Abu Dhabi Transfer)

2019TMB
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旅行日(現地時間)

2019年7月4日(木)

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成田からAbu Dhabiまでの機中にて

機内サービス

日本語

結論からいうと期待できない。機内アナウンスの最後が日本語だったことからクルーの中に少なくとも一人は日本人がいることは確かだがエコノミー席では日本人らしいクルーの姿は確認できなかった。
座席前の画面表示でも日本語は全く使われていない。例外はライブTVでNHKを選択した場合のみNHK-BSの生放送が見られる。
話題のビデオ「ボヘミアン・ラプソディー」を往路・復路の2回も見られたのはよかったが、日本語字幕は無くもちろん吹き替えなど無いため貧弱な英語ヒアリングにより映像からの想像で何を言ってるのかを理解せざるを得なかった。

機内食

少なくとも往路の成田発については日本での調製機内食のはずであるが、今回利用した4便共に同じ評価である。お金を出してまで食べたいとは思わない。
いくつか試しに食べた中ではパスタが何とか食べられる程度。

コールボタンに対する反応

飲み物のリクエストをしようと何度かCAコールボタンを押してみたが、反応は無かった。そればかりか表示を何度も消されてボタンを何度も押しなおす動作を繰り返した。食事配膳などの時間ではなく理由は不明でサービス意識の欠如と判断せざるを得ない。

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Abu Dhabi国際空港での乗り継ぎについて

乗り継ぎ風景

機体から降りバスに乗って空港ビルまでの移動が長かった。
やっと空港ビルに入ったと思ったら、ジュネーブ行き乗継機の8番GATEまで延々と歩かされた。
そして成田で受けたのと同じ内容の手荷物検査がこの行列の先に待っていた。

靴を脱がされ、ベルトを外され、スマホもリュックもコンテナの上に置いて金属探知機を通過



手荷物検査を無事通過したと思ったら、そこからまた延々と歩かされ空港ビルを1周するのかと思うほど遠くまで移動。
くたくたになってやっとたどり着いたのがこの通路の奥にある7番8番共同GATE。

GATEまでの通路手前は円形ドーム状の免税店があり、時間の余裕がある乗客が物色したり、休憩している。

ジュネーブ行き乗継便の8番GATEと7番GATE(右側)との共通待合室。クリックすると拡大パノラマ写真が表示される。



向かって左側のこの8番GATEがジュネーブ行き乗継便の搭乗GATE。

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出発が1時間半も遅れた

やっとジュネーブ行きに乗り込み一安心したと思ったら、滑走路まで出てから何故か空港ビルまで引き返す様子。その間機内アナウンスによる説明も全くなく、不安ばかりが増す。この航空会社のサービス意識の低さがここにも出ていた。
かなり時間が経過し不満と不安が爆発寸前に達した時に、やっと機長の機内アナウンスがあった。この乗継便には日本人CAはいないようで英語のみ。
乏しい英語ヒアリング力での理解ではどうも体調不良の乗客が出たので降ろすとのことらしい。東京のJRでも体調不良の乗客を車内から降ろすため遅れが発生するのはたまにあるが、遅れは数分とか気になるほどではないことが多いので、最初は数分~数十分の遅れで済むだろうと高をくくっていたら、1時間経過しても空港ビルから動こうとしない。
しかもその後の状況説明は全く無い。イライラは募るばかりだが他の乗客はCAにクレームするでもなくおとなしく待っている。
こうしてやっと再び滑走路に出て離陸したのは1時間半遅れ。

ジュネーブからシャモニーへのバスに遅れるかも

飛び立った機内で気になっていたのがネット予約してあるジュネーブからシャモニーへのバス便のこと。1時間半の出発遅れがそのまま到着遅れになってしまうと、乗り遅れる可能性が非常に高い。
イライラハラハラが募るばかり。バスのチケットは無効になるのだろうか。新しく買いなおすのだろうかなどと次々に頭の中で考えてしまう。
こうなってくると成田でトレッキングポールを機内持ち込みから外されたことが痛い。写真どころではなくなりこの時の写真は無いので余裕のない心理状態がよくわかる。

Abu Dhabi乗継を体験しての総括

中東在住者を除くとAbu Dhabiを最終目的地とする搭乗者は非常に稀である。だからハブ空港として世界中の航空旅客が乗り継ぎ利便性に魅力を感じて集まってくる。この自分もその一人である。
ではAbu Dhabi乗継は便利だったのか?もう一度使ってみたいか?という個人的視点で総括してみたい。
断っておくがハブ空港の利便性を比較検証出来るだけの経験は持ち合わせていない。従って今回の往路・復路合わせて2回の体験からの独断と偏見となるリスクを承知の上で以下を読んでほしい。

機体から空港ビルまでの移動

滑走路に着陸後停止地点から空港までの距離は往路復路共にかなり長かった。これをバスに乗り移動するわけだが、その速度が異常に遅い。荷物コンテナを連結した車両の後ろを移動することが原因かもしれないが、お世辞にも快適とはいえないバス内で「一体どこまで行くんだ!」と叫びたくなるほど長い時間閉じ込められるのはストレスがたまるし不快極まりない。

空港ビル内の搭乗GATEまでの移動

やっと空港ビルに入ったと思ったらそこからがまた長い。
何度も曲がったり階段を上下したりと迷路のような経路を通るため、あちこちで暇そうに仲間と雑談している空港職員に確認のため尋ねてもその反応は不愛想なもので腹が立つ。
手荷物検査の行列に並び、やっと自分の番になって金属探知機を通る。特にトレッキングブーツは紐が長いので着脱に時間を要する。
ここからがまた移動に時間を要する。空港ビルの設計がもっとスピーディーな移動が出来るようになされていればと呪いたくなる。

空港ビルからの移動バスで長時間閉じ込められた

復路の乗継の時、やっと東京に戻れると早く座席についてリラックスしたかった。ところがここでサービス観念の薄さに腹の立つトラブル発生。
空港ビルから移動バスに乗り込んでトロトロ長ったらしい機体までやっと辿り着いたと思ったら、一向にバスのドアが開かず30分ほどそのままで何の説明もなく待たされる羽目に。
整備関係の制服職員が慌しく階段を上下し機体に出たり入ったりしている。その状況から何らかのトラブルが発生していることは想像できるのだが、全く何の説明もない。
機体の技術的問題か、折り返しの機体内清掃に時間を要しているのかと想像をめぐらすが乗客に対する説明をしようという気は全く無い様だ。

Abu Dhabi乗継便の利用価値

往路と復路の2回Abu Dhabi乗継を使ってみた。Abu Dhabiをハブ空港として存在感を高めようという野心的な狙いは世界的に競争が激しくなっている時代に功を奏するのか?
Abu Dhabiを最終目的地とする旅客は現在も今後も大幅増は見込めないというのが冷静な判断であろう。そうとするならばやはりハブ空港としての生き残りを狙うのは妥当な戦略だと考える。
ところが乗継で使ってみて感じたのは、あまりにも不便な設計が致命的だ。往路・復路共に空港ビルに入ってからの移動に要した時間を計測してみたら約40分であった。駆け足に近い速歩での結果である。これは体力的にもかなり辛い。
乗継便に遅れまいと焦る旅客の心理を考えるなら、大幅な改善が無い限り旅客の満足は得られないと考える。

もう一度使ってみたいか

結論から言えば結果はNOである。
比較サイトを利用すればわかるように中華航空と並んで格安便の常連であるAbu Dhabi乗継便。
しかし多少の価格差ならもう二度と不便なAbu Dhabi乗継は利用したくないというのが普通の感覚ではないだろうか。
従って他の選択肢にもよるがよほどのことが無い限り最終目的地を変更してでもAbu Dhabi乗継は今後回避したいというのが本音である。

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