旅行日(現地時間)
2020年1月23日(木)
銀行の開店時間を待ちかねてカード回収
昨日グリンデルワルドに戻ってから今日の予定を相談するため日本語観光案内所に行きFirstからBusalpまでのハイキングを決めた。その後スーパーCOOPの入っている建物のATMからスイスフランの現金引き出し操作をしたが、操作ミスなのか途中で終了してしまいカードはATMに飲み込まれたまま戻ってこないという状況になった。
周囲の人たちにカタコトの英語で救いを求めたが翌日9時の銀行開店を待って窓口に行くしかないというのが全体的な意見であった。
カードが無い為COOPでの買い物もできず部屋に戻って悶々として翌日を待った。
翌朝ホテルで7時の朝食を済ませハイキング支度を整えじりじりしながら9時の開店を待ちかね銀行窓口に行くと男性担当者が顔を見るなり名前を呼んでこちらに話しかけてきた。パスポートを見せて自分のカードを取り戻すと、もう一度ATMから現金を引き出したいので担当者に操作ミスが無いかチェックを頼んだ。
そうすると途中でやはり操作が進まなくなり、担当者はカードの銀行に問い合わせるしかないという。
考えられるの原因は一つだけあったのでホテルに戻りWiFiに接続し、iPhoneアプリで考えられる原因対策をしてみた。
それからようやくこの日のロープウェイ乗り場があるサンスターホテル前までメインストリートを移動した。その後別のATMを操作してみたら問題なく現金を入手出来た。
結局この日のスタートはこのトラブルの影響で遅れ、ロープウェイに乗ったのは10時前後になった。これは8時半頃を考えていたので約1時間半程度の遅れとなった。この遅れがこの日の後半に影響が出た。
本日のハイキングコース
過去記事で紹介したハイキングマップをまた利用する。
今回は別の一部にフォーカスするため以下のように全体の左側部分を切り取ったものである。
Firstに行くのは2016年に続き2回目となる。当時は人気のBachalpseeに行くコースはクローズとなっていたためやむなく恐怖のスカイウォークを楽しんでそのままロープウェイで降りてきた。
今回はロープウェイでFirstまで登った後、上記地図50番のコースでBachalpsee経由Busalpまで行き、そこからバスで帰ってくるか歩いて戻るかは疲労具合で判断する。
途中Bachalpseeを過ぎたところでFaulhorn 2681mに登るかどうかはこれも体力との相談で決めることにした。
GPSログ軌跡地図
iPhoneアプリGeographicaで記録したGPSログのファイルをGoogleマップのマイマップにインポートして描画したのが下記である。
結局この日は予定していた全部はこなせず、一部を省略という情けない結果となった。
即ち登り道でバテバテになりFaulhorn登頂のスタミナは残っていなかった。もう一つはBusalpに着いた時にはもう歩いて帰るスタミナも無かった。
通常ならこんなはずではなかったという結果を今から振り返り反省すると、日本から出発する1週間前から風邪をひきそのまま出発したものの寝込むほどではないにしても帰国後現在でもその余韻が残っていることと合わせて考えると普通の風邪とは思えない。若い時からこのような症状は何回もあって後から医者に肺炎の跡が残っていると言われたことがよくあった。
その体験から今回も軽い肺炎だったと思わざるを得ない。
従って上記ログのFirstまではロープウェイ、Busalpからはバスに乗った軌跡である。
ハイキングコースの記録
Bachalpsee方面に向かう 10:52
ロープウェイを降り2016年に歩いたスカイウォークも過ぎて、Bachalpseeに向かうコースにやってきた。
このようにスキーゲレンデの横にハイキングとそり併用のコースが設けられている。ここからは登り斜面となっている。
スタート直後にあるレストラン 11:04
少し登ったところにこのようなレストランがあった。これから続くBachalpseeまでの長いコースを歩くための英気を養っている人が多い。
先ほどのレストランが下に見える 11:23
ベンチがある展望ポイント。軽装で年配の単独女性に追い抜かれた。途中で51番のコースに移りBORTに行く予定とのこと。
なだらかな登りが続く道 11:34
追い抜かれた女性に離されないようにと思うがきつかった。
愛犬を連れたそり遊びの人にも追い抜かれた 11:38
もうすぐBachalpsee 11:53
別のそり遊びの男女ペアにも追い抜かれた。
湖畔の小屋前で休憩 12:09
すぐ前がBachalpseeのはずだが雪に覆われているため水面が見えない。これが人気のBachalpseeかと想像するだけ。
Bachalpsee周辺動画 12:10
歩いているときには見かけなかった人数がこの周辺で休憩している。やはり人気のスポットとわかるが水面が見えないので半信半疑。
Bachalpseeからさらに歩き続ける 13:07
日陰の道が続くと急に冷え込む。疲れと寒さで登りがやけにきつく感じる。
すれ違った地元のご夫婦からはすぐそこに見えるFaulhorn登頂を勧められたが、もう元気が残っていなかった。
ようやく下り道になる 13:25
下り道に変わってホッとした瞬間、目の前にアイガー・メンヒ・ユングフラウの名峰3山の景色に感動。
逆光で写真には上手く残せなかったがこのまま額縁に入れて帰りたいと思った気持ちを忘れない。
下りの雪道が続く 13:29
このような道ではトレッキングポールとアイゼンは必須。思わず駆け出しそうになるのを抑え慎重に歩く。
逆光となる名峰3山が惜しい 13:33
樹林帯に入り人家がチラホラ 14:14
高度が下がり低木と人家が目に付くようになってきた。下を見ると集落らしきものがあり、それがBusalp。
スーパーCOOPの入っている建物 17:10
Busalpからは迷わず路線バスに乗った。調べておいた最終便より2本前の便である。
体調が良くないにもかかわらず何とか無事にGrinderwaldに戻れたことが嬉しい。日本語観光案内所に報告のため立ち寄り明日はバスの無料パスをフル活用しGrinderwald内全路線を乗り尽す計画を話した。もちろん体調不良対策の休養の意味もある。
あとはスーパーで食料を買い込みゆっくり休むのみである。
この建物の入り口右側のATMにカードを吸い取られたため本日のスタートが遅れた。

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