Rotenbodenまで行くが降雪で断念(Go to Rotenboden but give up due to snowfall)

2020スイス冬のハイキング
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旅行日(現地時間)

2020年1月28日(火)

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本日の予定コース

前日の計画

前日ハイキングから帰ってその足で観光案内所に寄った。

その時の計画
1.Rotenbodenまで鉄道で登り、Riffelsee経由Riffelbergまでハイキング
2.クローズ区間のRiffelberg-Riffelalp間は鉄道で下る
3.Riffelalp-Zermatt間のハイキング

というものであった。
いうまでも無くRiffelseeはスイスの観光ポスターには必ず使われる湖面にマッターホルンが写る「逆さマッターホルン」の場所として非常に人気の高いポイントである。2016年の旅ではやはりクローズになり無念の思いをした。

もちろん冬は雪で湖面が覆われ「逆さマッターホルン」を見られるはずもないが見えないものを想像力で見たい観光客も多いのだろう。

本日の予定ハイキングコース地図

購入チケット

Zermatt-Rotenboden間及びRiffelberg-Riffelalp間の2枚のチケットを出発前に購入

チケット表

チケット裏

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朝起きたら大雪だ!

朝起きると外は大雪だ。外に出てみたら20cm以上積もっている。ホテルの外に出てすぐ横のゴルナーグラート鉄道駅に行ったら当然だが駅員も客も誰もいないのだ。

この時点では今日のハイキングは中止するしかないと思ったが観光案内所が開いてからコースがクローズになったかどうか確認しようと考えた。

観光案内所でコースコンディションを確認

ホテルで時間をつぶし観光案内所が開くのを待って出かけた。その時点では朝一番に見た道路の積雪はかなり除雪され少しだけ歩きやすくなっていた。さすがに雪に強いスイスと感心した。

観光案内所の窓口は昨日とは異なった女性で昨日打ち合わせて決めたハイキングコースについて、クローズになっていないか確認した。返事はオープンだからハイキングできるとのこと。この時はまだ観光案内所の権威を過大信用していた。

この雪なのに大丈夫なのかと半信半疑のまま、出発準備を整え朝一で確認したゴルナーグラート鉄道チケット売り場に行き、ハイキング計画を説明したうえで可能かどうか質問したところやはり答えはオープンになってるので可能。

そこで上記の2枚のチケットを求め、車両に乗り込んだ。

GPSログ軌跡地図

iPhoneアプリGeographicaで記録したGPSログのファイルをGoogleマップのマイマップにインポートして描画したのが下記である。

以下の写真の撮影地点を表示出来るはずだが何度試しても失敗した。昨年のブログには上手く表示出来ているので手法を思い出せば更新する予定である。

Rotenbodenまで行き、そのまま折り返して鉄道で往復して帰ってきた様子がわかる。

半信半疑で不安のまま出発

ゴルナーグラート鉄道チケット売り場 8:27

この時は窓口に人がいたが、7時過ぎに確認した時には誰もいなかった。

Zermattを出発して間もない雪の車窓風景 8:50


ホワイトアウト状態の現場を見て中止を決断

Rotenboden駅 9:20

たった一人の老女スタッフが雪かきの真っ最中。列車からホームに降りると除雪前なので膝の下くらいまで足が沈み込んだ。

回転式改札機を通過してスタッフの女性にハイキングコースはオープンか?と尋ねるとやはりオープンだと答える。腹の中ではこんな雪で歩けるのか?と疑問を持ちながらも教えてくれた方向に歩みだした。

これはホワイトアウトだ! 9:20

教えられた方向に歩みだそうとしたが圧雪されていないため膝下くらいまで足が沈み込む。目印のガイドポールも見えない。視界は10mくらいあるかどうか。このまま歩き続けるのは危険だと判断し改札に戻った。

鉄道スタッフの老女に歩けないと告げると予期していたようにあっさり下りの列車が来るまでここで待てと雪カキの済んだ場所を指定した。

下の写真を見てわかるようにホワイトアウト状態である。

これでコースはオープンだとどうして言えるんだと怒りが込み上げてきた。無理に歩き始めていたら多分遭難事故になっていたと思える。スノーシューの装備があれば歩くことは可能だとしても危険であることに違いは無い。

Riffelberg駅 9:46

計画ではここまで歩いて下ってくる予定だった。ところが駅のホームの除雪作業をやっている最中である。

これではハイキングコースの圧雪作業まで手が回るはずがない。この状態を車内から見て中止の判断は正解であったと確信した。

重い気持ちでZermattに戻る車窓風景&車内アナウンス

9:50

9:53

9:58

10:01

Zermatt到着直前 10:12


Zermattに戻ってから

観光案内所に報告

Zermattに戻るとまず観光案内所に行った。オープンだと確認して行ったがRotenboden現地はホワイトアウト状態で歩くのは危険であると写真を見せて教えるためである。

戻ったZermattは雪が降り続いておりメインストリートも除雪が追い付かない状態である。これからハイキングに出かけようという人もいるかもしれない。そんな場合に現地がホワイトアウト状態であることを分かったうえで実行するようにアドバイスするべきだと思ったから半分は抗議の意思も含め観光案内所に行った。

Sunnegga偵察

もし明日晴れれば予定しているハイキングのスタートはSunneggaからのケーブルカーである。

予定外の空白時間を活用してSunneggaの地下駅を見ておくことにした。

Sunnegga行きケーブルカーの地下駅はGornergrat鉄道より下流側の川沿いに乗り場がある。即ち日本人橋から川沿いに下流側に向かって歩けば良い。

市街図左半分(再掲)

Sunneggaケーブルカー入り口 12:07

Sunneggaから帰ってきた人の群れ 12:09

地下トンネルの先に乗り場がある。

乗り場に向かう地下トンネル 12:11

改札口 12:15

正面に見えるのがケーブルカーの車両

発車直前の構内アナウンス 12:20

川の対岸から 12:29

雪が降り続くZermattメインストリート

除雪しても降り続く雪のためぬかるみ状態のメインストリート

13:14

13:14

時間つぶしの過ごし方

中止の判断を振り返る

Rotenboden現地で中止判断したことにつき正しい判断であったのかどうか評価は分かれるであろう。

アイゼンの装備では新雪状態の道はとても歩けない。もしもスノーシューがあれば歩けたかもしれないが、ハイキングそのものを楽しむのは不可能と思われる。ホワイトアウト状態では景色を楽しむのは不可能だ。

思い切って現地で中止の判断をした自分を褒めたいと思う。

スーパーマーケット巡り

海外の旅行先でスーパーマーケット内を見て歩くのは今まで常に行ってきた。

今回の旅でもやはりスーパーマーケット店内をぶらぶら見て歩くのは楽しかった。GrinderwaldではCOOPに何回行ったか分からないほどだ。ここZermattでは3つの大きなスーパーマーケットがある。

3カ所のスーパーマーケットの位置に黒色ピンを立てた地図を再掲する。

空白時間を埋めるためこの3つのスーパーマーケットをじっくり見て歩いたが既に何回も写真をアップしているのでこの日は全く写真撮影は行わなかった。が、何回も繰り返し見て歩いたことは言うまでもない。

ホテルの食堂で休憩

ホテルが駅近だったことが今回大助かりだった。歩き疲れたら何度もホテルに戻り、電気ケトルでお湯を沸かしコーヒー・紅茶、さらに即席みそ汁までたっぷり楽しめた。

食堂横のソファーに座ってチョコレート菓子を食べながら時間つぶしもよかった。

繰り返しの名所巡り

Zermatt到着初日にも駆け足で名所巡りをしたが、思わぬ空白時間が発生したため何度も何度も繰り返し歩き回った。

おかげで中心部の地理は頭の中にインプットされた。これは喜ぶべきかどうか複雑な問題だ。

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カタール航空

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