はじめに
映像特集「スイス人の生活を直撃したコロナ危機」
2020年4月23日にドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)で放送されたドキュメンタリー番組「DOK」の計1時間38分の映像を、1回10分程度に分け、日本語字幕付きで順次オンライン配信します。この番組はスイス政府が非常事態を宣言した直後から、レストランや美容院の店主、病院のスタッフ、企業人に密着。市井の人たちがこの事態にどう向き合ったかを追いました。
上記のうち現時点で公開されている日本語版①~③を引用する。
日本からでは情報不足でよくわからなかったコロナ危機中のスイスの生活ぶりの一端がよくわかる。
2020年4月23日スイス公共放送SRFで放送されたドキュメンタリー番組 ①
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻さを増す中、スイス連邦政府は2020年3月16日午後、感染症法に基づく非常事態を宣言した。
2020/06/22 06:00
スイス公共放送(SRF)
翌深夜0時からすべての飲食店・商業店の営業停止を命じるという強権的な措置に対し、悲鳴を上げたのは店主たちだ。突如店を閉めなければならなくなったレストランのオーナーたちからは戸惑いの声が漏れた。
チューリヒの大学病院では、急ピッチで集中治療室の拡充が進む。その一方で、現場の医師らの顔には、未曽有の危機に対する不安もにじむ。動員をかけられたスイス軍の兵士たちとて例外ではない。
番組映像

2020年4月23日スイス公共放送SRFで放送されたドキュメンタリー番組 ②
新型コロナウイルスに伴う突然の営業停止命令で、レストランや美容院のオーナーたちが対応に追われていた。
2020/06/23 06:00
スイス公共放送(SRF)
チューリヒでレストランを営むメタ・ヒルテブラントさんは、店に備蓄してあった大量の小麦粉を持ち帰り、同居人とあることを始める。ザンクト・ガレン州ゴッサウの旅行代理店では、従業員が渡航制限で身動きが取れなくなった顧客への対応に追われていた。
トゥールガウ州アムリスヴィールで美容院を経営するシュテファニー・シャウブさんは、明日をも見えない生活に強い不安を感じていると明かす。
ザンクト・ガレンの名前が懐かしすぎる。2016年のことなのに。


チューリヒ郊外の病院では、重いがんを患う男性が、生まれたばかりの孫に会えない悲しみをカメラの前で吐露した。
番組映像



2020年4月23日スイス公共放送SRFで放送されたドキュメンタリー番組 ③
新型コロナウイルスに伴うロックダウンは、ルツェルンにある企業テルモプランにも暗い影を落とした。
2020/06/25 06:00
スイス公共放送(SRF)
スターバックスやネスプレッソなど有名ブランドのコーヒーマシンを製造するテルモプラン。会社に向かうアドリアン・シュタイナー最高経営責任者(CEO)の表情は暗い。下請け業者からの部品の供給が途絶え、生産ラインに大きな影響が出たからだ。企業の売り上げを維持しながら、従業員400人の健康も守らなければならない。
ロックダウンがいつまで続くのか見通しが立たない中、社長の肩には重責がのしかかる。
番組映像





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